紛らわしいタイアップ記事広告の世界

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あんまり気にする人が少ないのか話題に登ることが少ないネタなんですが、タイアップ記事広告の話。新聞や雑誌でもやってるしネットのメディアは大抵広告メニューの中にある「記事広告」。広告って書かないで製品やお店の宣伝をする行為をステマと称して食べログなんかが定期的に叩かれてますが、記事広告については、「これは広告だよー」って書いてあるからステマじゃないって立ち位置なんですよね。ただその「広告だよ!」っていう声が大きいか小さいかの話。色んな媒体の記事広告(と、記事広告っぽいもの)を集めてみました。

具体例

Naverまとめ
何このプニプニ感 (゚Д゚;)ふしぎな洗剤「ジェルボール」 – NAVER まとめ

NAVERまとめは左肩に「提供:企業名」が入るのと、まとめた人が「NAVERまとめ編集部」になります。右のレクタングルバナーは指定のものを入れられる。誘導枠が一般まとめと区別されているので、少なくとも一般まとめではないまとめという立ち位置には見える。
外部リンクへのnofollow属性:無し

価格.com
価格.com – [PR企画]新型シェーバ「ウォーターフレックス」を価格.comスタッフが使ってみた

右肩に「PR企画」の文字が入る。誘導も通常記事と区別されていて新製品ニュースの中にリンクが混ざってたりということは無いので親切。
外部リンクへのnofollow属性:価格.com内の詳細ページへのリンクのため外部リンクが無い

ロケットニュース
昨年よりもさらに遠慮のないビショビショ感! 『スプライト』の “瞬間爽快” を体感できるスプラッシュカートって!? | ロケットニュース24

ロケットニュースは記事広告と一般記事の差がすごくわかりづらい。他の記事と同階層で表示されているため区別が難しい。詳細ページでは著者が「ロケット編集部」になっていて、記事下に「提供:企業名」が入る。
外部リンクへのnofollow属性:無し
この記事サントリーが総額1億円分飲み代をキャッシュバックしてくれるキャンペーンを開始! マジで当選キター! | ロケットニュース24 なんて「個人的に応募したところマジで当選した」って書いてあるのに下に「提供:サントリー」って書いてあるんだけどこれはどうなん?

らばQ
なんというスペクタクル!スプライトしか売っていない謎のお店が登場、購入しようとすると…(動画):らばQ

ロケットニュースと同様にらばQはもはやほとんど記事との区別がつかないんだけど、タグに「広告」っていうのがご丁寧に設定されているので記事広告が一覧で眺められるという謎親切仕様。
外部リンクへのnofollow属性:有り
ちゃんとnofollowにしてるのが逆に腹立たしい。このリンク有料ですって言ってるようなもんですよね。

ちなみに、ロケットニュースもらばQも、媒体資料が公開されていないので記事広告なのかガチ記事なのかは厳密にはわからないんだけど、両社ともライブドアニュースに情報提供していて、ここで挙げた記事はどれもライブドアニュースには掲載されていない。ポータル側はさすがに記事広告を受け入れる寛容さは無いと思うので、ライブドアニュースに載ってなくて本サイトに載ってるニュースが記事広告ではないかと仮定して書きました。間違ってたらごめんなさい。

GIZMODO
生活を変えるのは、もはやテレビじゃなくなった「4K VIERA」なのかもと思った : ギズモード・ジャパン

誘導枠は「特別企画」と書いてあるので他の記事と区別されている。詳細ページでは右肩にPRの画像が入る。記事最下部に「source:企業名」が入る。記事タグに「PR」が設定されている。
外部リンクへのnofollow属性:無し

はてなブックマークニュース
醤油手帖が行く! 宝酒造「黒壁蔵」で焼酎造りのすべてを見てきた – はてなブックマークニュース

はてなはとてもわかりやすい。誘導リンクには[PR]が入っており、記事ページもリード下に本文同サイズで「この記事はPRです」って書いてある。
外部リンクへのnofollow属性:有り

その他、WebR25なんかも記事広告メニューが有ります。連載やら色々あってかなりメニューが豊富。

まとめ

まだまだたくさん記事広告を載せているサイトはあるんですがきりがないのでまとめ。パターンとしては、以下の3つに分けられます。

  • 誘導枠が通常記事と差別化されていて、記事ページでも広告である旨がはっきり書かれている。
  • 誘導枠は通常記事と差別化されているが、記事ページは他の記事とあまり違いがない。
  • 誘導枠も記事ページもほとんど差別化されておらず、他の記事とほとんど変わりがない。

3つ目のパターンは他の記事との違いがわかりづらく、誤解を招く可能性が非常に高いわけですが、こういう記事が大量のいいねやリツイートを稼いでいる場合も多く、これを見た人のうち、どれぐらいの人が広告と認識しているかというのは気になるところです。紙媒体だとノンブルが無かったり、結構な大きさで「記事広告」とか「PR」って書いてある事が多いのでまだマシなんですが、Web媒体はそのへんの基準も無く、僕はいつか問題になるんじゃないかなぁと思っています。タイアップ記事広告は単価も比較的高く、記事ネタになるし売りたいのもわかりますが、モラルを守って作って欲しいものですね。

こんな記事もありました。
ネイティブアドと記事広告って何が違うの? | IB Column-戦略的コンテンツマーケティング- | インフォバーン

最後にnofollowの有無について

記事広告からのリンクはGoogleから有料リンクとみなされてnofollowがついてないとペナルティを受ける可能性もありますが、多くの媒体でnofollowは設定されておらず、これは出稿する側として注意が必要です。ただ、現在全てのアドバトリアルからの外部リンクがペナルティ扱いになるわけではないようです。
Interfloraがペナルティを受ける原因になったAdvertorial(アドバトリアル)とは? | 海外SEO情報ブログ

上記の場合も、記事中に明らかにアンカーテキストのおかしいリンクが多数存在していたことによるペナルティのようで、記事下のオフィシャルサイトリンク程度であれば見逃されるのかもしれません。個人的には、followリンクにすることを広告仕様でうたっていない限り、nofollowにした方がいいんじゃないかとは思います。もっともfollowでリンクしますっていう事自体が有料リンクなんでNGな気がしますが…

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