高いなりに便利なさくらのクラウド

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最近さくらのクラウド2万円分無料クーポンという太っ腹なものをもらったので、試用してみたら結構良かったのでご紹介。やっぱりWeb制作界隈では使い勝手の良さとコストパフォーマンスからさくらのVPSを選ぶ会社が多いと思いますが、場合によってはクラウドを使う方が安くなるかも!?また、高いなりのメリットも紹介してみたいと思います。

改めて両サービスのメリットとデメリットを整理

VPSのメリット
・安い(特にストレージコスト)

VPSのデメリット
・一回契約するとそのスペックから変更不可

クラウドのメリット
・マシンのスケールアップや構成のスケールアウト、回線増強が後から可能。ダウンも可能。あとめっちゃオプションある。

クラウドのデメリット
・高い(特にストレージ)

さて、簡単に列記してみましたが、これに集約される感じですね。さくらのクラウドは一番安い1GBメモリ1コア20GBSSDで月額1,950円(ストレージ別)。一方VPSは1GBメモリ2コア30GBSSDで972円。見た目だけだとVPSの方がスペック単価ははるかに安いわけです。では、Web制作シーンで生きてくるクラウドのメリットって何でしょう。

クラウド向きのサイト

世間一般の利用状況と一緒で、比較的規模の小さいサイトを複数運用する場合、レンタルサーバやVPSの安価なプランで問題はありません。ただし、負荷がある程度一定の場合に限り、です。比較的サイトの規模が大きくなってくると、まず共用のレンタルサーバーでは限界に達してきます。

VPSは、レンタルサーバーよりはトラフィック耐性は高く、またroot権限のもらえるサーバーで自由度もはるかに高いです。ただ、気軽にコア数などのスペックを変えたりといったことは不可能です。ある程度一定したアクセスのあるサイトを複数ホストする、かつお客さんが増えない場合にはコストパフォーマンスもよくて好都合ですが、大規模サイトやアクセス数の多いサイトを複数ホストして、かつお客さんの数が増減する場合、トラフィックが増大した時のスケーラビリティが著しく低いです。さくらのVPSの場合はプラン変更ができないので、自分でハイスペックな契約をしなおして、移行作業を行わなければいけません。これがめんどくさい。

クラウドは、コア数、メモリ容量などが一度シャットダウンする必要があるものの、契約中でも変更することが可能です。また、ロードバランサを契約することでサーバーを冗長化し、1台のサーバーを落としてスペックアップする間、ダウンタイムなしでサービスを提供することができます。LBを契約しなくても、サーバーを2台契約してDNSラウンドロビンすれば簡単に冗長化が可能です。そして、ディスクは1回構築すればコピーして別のサーバーのディスクとして使用することも可能です。

結構簡単にサーバーのスペックアップができたので思ったのですが、夏場だけすごい負荷があって、その負荷に対応するためにVPSのハイスペックなプランを契約している場合なんかは、夏場だけ高スペックのクラウドを契約しておき、他の期間は安い低スペックなサーバーにして費用を浮かすみたいな対応ができます。場合によっては100Mbps共用回線から、最大3Gbpsの回線まで追加できます(月30万以上するけど)。こういう富豪オプションがあるのもクラウドのメリットですね。

クラウドの豊富なオプション

さくらのクラウドはオプション選択肢が豊富でして、スイッチやルータ+スイッチで回線を100M共有から最大3Gbpsまで増やしたりと大規模サイトを運用するのに適したサービスになっています。オブジェクトストレージやCDN、GSLBやVPCといったオプションも利用できるので、規模が大きくなればなるほど便利に使えるサービスですね。その分VPSよりコストは高いんで、現在死ぬほどVPSを契約してる人向けになるので制作会社とは違ってくるかもしれませんが…また、APIを使って負荷に応じてVMを増やしたりするというAWSのオートスケールのようなこともできるようです。
【TIPS】さくらのクラウドでAuto Scaling | さくらのクラウドニュース

クラウドは高いけど、豊富なオプション機能とスケーラビリティで優れいているというところに尽きますね。対抗サービスとしてはやはりAmazonのAWSになりますが、あっちは転送量課金+CPU時間課金で青天井なのに対して、さくらのクラウドは時間割り&一定以上は月間定額で利用できるのが最大のメリットかと思います。ちょい使い用途にもいいし、月間コストは固定できるってクラウドのいいとこ取りですね。

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