ページのベンチマークをPage Speed Insightsに頼りすぎるな

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GoogleのPage Speed Insights、手軽に自分のサイトのパフォーマンスが測れるので、いろんなブログでベンチマークに利用されています。しかしこのPage Speed Insightsを鵜呑みにしすぎるのもまたよくない。そんなツールの利用方法を見ていきましょう。

Page Speed Insightsとは

Page Speed Insightsは自分のサイトのURLを入れるだけでページのパフォーマンスを簡単診断してくれるツールです。

このように、ページの速度最適化という2つの項目で診断ができます。

Googleはページスピードアップデートという、ページの読み込み速度を検索順位に反映するアップデートを行うと発表しており、ページのロード速度がより重視される時代が来ています。

これだけ見ると、コンマ1秒でも早く読み込まな!と焦るかもしれませんがちょっと待ってください。スピードアップデートでは、本当に読み込みの遅いページの順位を下げる作用があり、大半のサイトには影響は無いと言われています。最適化率を80から90にしようとするのに何時間も四苦八苦するよりは記事の一つでも書いたほうがよっぽど効果的と思われます。

とは言えなのでPage Speed Insightsについて、詳しく見ていきましょう。

最適化とは

最適化とは、JavascriptファイルやCSSファイルの縮小や、ブラウザキャッシュ設定など、主にコーディング上のテクニカルな対応を診断するものです。

縮小するにはタブやスペース、改行を取り除くわけですが、それやるよりも画像1枚減らした方が手っ取り早いので放置しててもいいと思います。あとで絶対編集しない!という方はやっちゃってもいいでしょう。

サーバーの応答時間を短縮するという項目がありますが、これはもはやどうしようもありません。最近、レンタルサーバー会社ではPHPの読み込みスピードが非常に重視される時代になっています。当ブログでも16倍高速になったというさくらのレンタルサーバをお試しレビュー!エックスサーバー/Lollipopとの比較も!の記事で扱いましたが、さくらのレンタルサーバやエックスサーバー、ロリポップといった比較的老舗のレンタルサーバーが相次いでスピードを重視するような施策を打ってきているのもこの影響です。

特にロリポップやさくらは重い印象がありましたが、最近のキャッシュやモジュール版PHPの対応でめちゃくちゃ高速に使えるようになっているので、ページのロード速度に不満がある方は検討してみましょう。

ちなみに、ページのロード速度はどこでみるの?という話ですが、この画像を見てみてください。

Chromeの開発者モードF12を押して、ページをリロードすると各ファイルのロード時間が表示されます。そこで、1番上のページのHTMLの数字をクリックしてください。すると、こんな感じで反応速度が表示されます。このWaiting(TTFB)が非常に重要です。特にWordPressのサイトではページのHTMLをPHP処理によって出力してきますが、遅いレンタルサーバーはこの部分が数秒かかります。

それ以後は、そのHTMLに従ってJSやCSS、画像ファイルが読み込まれます。これはレンタルサーバーの混み具合やネットワーク状況により変わってきます。とにかく、ページのHTMLは以後読み込むファイルを定義する大事なファイルで、これの生成が遅れるとページ全体の表示遅延に繋がります。

手っ取り早くこれを早くするのは、WP SUPER CACHEなどのキャッシュプラグインです。レンタルサーバーを乗り換えなくても利用できるのでぜひ使ってみましょう。

さて、その他の設定項目ですが、圧縮を有効にするというものもあります。これはページソースのgzip圧縮の設定です。レンタルサーバではApacheの設定を.htaccessで行えるところが多いので試してみましょう。さくらは最初からこの設定は入ってますね。

これら最適化されていない項目を全部潰そうとすると、結構手間がかかります。特にWordPressを使っている場合、プラグインが勝手にロードしてるJSなどがほとんどで、プラグインファイルの中身をいちいち確認する必要があります。めんどくさいっすね。エックスサーバーなどではmod_pagespeedっていう勝手に圧縮してくれるモジュールを提供してたりするので手っ取り早く縮小は対応できたりします。

思うに、前にも書きましたがチマチマテキストの圧縮かけるよりまるっとgzip圧縮してあとはそのまんまでも大して変わらない気がします。トップページにクソでかい画像1個置いたらminifyの努力が全部吹っ飛びますし。なので、サーバーの応答速度以外はまるっと気にしないで記事でも書くのが吉ではないかと自分は思っています。

自分のお客さんにもあんまり気にしないでいいですよーと言っています。

ページの速度がなぜUnavailableなのか

もう一つの大項目ページの速度について見てみましょう。これは、見たまんまページの読み込み時間なんですが、曲者なのが世界中のGoogle Chromeで実際に読み込みに掛かった時間を表示するところです。おいおいChromeって勝手にそんなデータGoogleに送ってるのか?と思われるかもしれませんが、インストールするときに個人情報以外のデータを送信するみたいなチェックが入ったまんまChromeを入れた人はこれの対象になってます。

それで、このUnavailableですがデータが少なすぎて統計上有意な数字にならないから表示しないってことです。試しにYahooを入れてみるとちゃんと表示されます。

こいつを早くしようとするには、先の最適化やサーバーのロード時間の短縮(キャッシュプラグインなど)が有効です。

ちなみに、レンタルサーバーのパフォーマンステストにPage Speed Insightsを使っている人を結構見ますが、これ焦点がボケて意味のないベンチになっちゃうんでやめたほうがいいです。レンタルサーバーのパフォーマンスは、上で述べた応答速度、特にHTMLの出力速度にかかっています。これをベンチマークするにはPage Speed InsightsやGT Metrixといった総合ツールではなく、Apache BenchやSiegeなどの負荷テストツールのほうが有用です。

総合ツールは総合的なテストをしてくれるのでまるっと診断するのにはいいんですが、ピンポイントのボトルネックを計測するのには向いていません。

というわけで、Page Speed Insightsについてチマチマ書いてみましたが、鵜呑みにして最適化に時間かけるよりも記事でも書いてろってのと、ベンチマークにPage Speed Insightsを使ってもあんま意味ないよってことを念頭におきつつ、最適化が30とかになってると流石にアレなんで対策するとしてある程度できてりゃいいんじゃないですかねってお話でした。

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