当ブログもLet’s EncryptでSSL化してみたのですが、かんたんな流れと効果について書いてみます。
Let’s Encryptを使ったWordPressブログのSSL化
詳細は検索して出てくることなので割愛します。
サーバー側でスクリプトをダウンロードして保存
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スクリプト実行して証明書取得&cron設定(毎月とか)
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nginxの設定ファイルに証明書の場所を記載してリロード
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一旦SSLで繋がるかをテスト
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WordPress側で絶対パスをhttpsに書き換え(アフィリエイトやってる場合はAmazonのURLも変更する。)
基本的にはプラグインSerach Regexを使って確認しながら置換していきます。大体は画像ファイルとAmazonアソシエイトのリンク先変更でOK。楽天アフィリエイトはSSL非対応です。また、サイトURLも変更しておきましょう。Amazonアソシエイトは、iframe内が真っ白になるので、基本的にはプロトコル指定を外すのが吉です。http://〜→//〜。ちなみに、AmazonアソシエイトのSSL対応は最近始まりまして、今のアソシエイトツールバーで作成するリンクはすべてSSL化されています。
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ウェブマスターツールのサイト登録
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SSLでの接続を一通り確認したら、リダイレクト設定
server { listen 80; server_name example.com; rewrite ^ https://example.com$request_uri? permanent; }
これで自動的にhttpのトラフィックがhttpsに301リダイレクトされるようになります。
ここまでのポイントとしては以下になります。
- Let’s Encryptを設定し終えたらcronで証明書更新スクリプトを回すのを忘れずに
- WordPress側でリンクの変更が必要
- Amazonアソシエイトのリンクは書き換えないとアフィリンクが消えるので注意
- ウェブマスターツール登録をしておく
- リダイレクトの設定は最後に
常時SSL化のGoogleへのインデックス期間
まず非SSL側の表示回数とクリック
横軸は1ヶ月間になります。
そしてこっちがhttps側
大体1ヶ月ぐらいで移行が終わる感じでしょうか。リダイレクトしているので基本的に取りこぼしは起きないです。なお、GoogleAnalytics側で紐付ける検索アナリティクスのサイトを変更しなければいけないのでお忘れなく。
平均掲載順位の変化
平均掲載順位については、サーチコンソール調べで15.7位→12.1位に変化がありました。まだSSL側の実績が期間が短いので不明なのと、最近順位が不安定なのでわかりませんが、常時SSL化の意味はあるといってもかまわないかと思いました。
体感的にも、Adsenseの売上がやや伸びてきています。
なお、楽天アフィリエイトがSSL非対応のため、ページ内に楽天アフィリエイトのリンクがあるとURLバーが青くなりません。ですが、GoogleでのSSL優遇はhttpsであることだけが重要なので問題はありません。気持ちは悪いですが。
〆
- WordPressサイトのSSL移行は比較的簡単
- アフィリエイトリンクの書き換えもお忘れなく
- インデックスの移行は1ヶ月ぐらい見ておく
- 平均掲載順位は上がる可能性
といったところで、サイトの常時SSL化。個人ブログでもアフィリエイトをやっているなら意味はあるのではないかと。Let’s Encryptであればお金もかからないので、ぜひ試したいところ。切り戻しも比較的簡単なので、やってみて損はないでしょう。
SSLサーバー証明書の選び方なんて記事も書いていますが、今回は無料のLet’s Encryptを使ってみました。お金はかからないのですが最初の初期設定の手間がかかりますね。ただ、有料証明書はドメイン認証がメールだったりファイル設置だったりするので、購入の手間も考えるとどっこいどっこいかなぁと。個人のブログであれば無料証明書で十分だと感じました。
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